期待値を利用するトレード
- 2021.03.28
- FX

期待値とは?
簡単に言うと期待値とはエントリーしようとしているポイントでの期待できる利益を期待される損益で割ったものになります。
私はこの期待値が1よりも高いところでしかエントリーしません。
期待値が1を超えるということは期待できる利益が期待される損益よりも多い状態となります。
私が実際にトレードする際は予想される損よりも利益の方が大きい場合にのみトレードするようにしています。
これがいわゆる損小利大の戦い方です。
注意すべきポイントとしてはエントリーする際に予想される利益が多い所でエントリーすること損切りのラインをなるべく小さくすることとなります。
例えばエントリーした際に損切りラインまでが5pipsだとすると利確目標が10pipsで期待値がにのトレードができます。
10pipsと思うとそこまで難しくないと感じます。
ですのでなるべく損切りが5pips以内で10pips取れるようなところを探すだけでいいということです。
実際やっているとそれが難しいんです。
ただ実際にトレードする際はこの期待値を意識してトレードすることが大切になってきます。
その前提となる考え方があるので紹介しておきます。
バルサラの破産確率表はFXを勉強している方は一度は聞いたことがあると思います。
こちらの表はざっくり言うと、どうやったら破産してしまうのかということを示しています。
山登りとかの冒険と一緒で万が一に備えて身を守るために知識や装備を身につけていないともしものときに一気に財産を失ってしまいます。
ですので全部暗記する必要はありませんがこの表を意識するようにしておいてください。
具体的に何を意識するかと言いますと、この表に書かれている破産する要因を知ることです。
この表から読み取れるのはFXで資金が増減する要因は勝率と損益率によるものだとわかります。
FXで勝つ為には勝率と損益率を上げることができればいいということです。
勝率に関しては皆さん意識しているとは思いますが意外と損益率は気にしていない方が多いようです。
統計学的に出した数字なのでだからといって破産しないのかというと分かりませんがある程度の参考にはなると思います。
ここで最初に説明した期待値を意識したトレードがいかに大切かが分かると思います。
損益率を考えるということは期待値を考えるということなのです。
ですのでなるべく期待値の高いところでトレードすることが大事になってきます。
エントリーする際は是非期待値について意識してみてください。
もし続けられるのであれば12カ月だけでもトレード記録をつけて自分のトレードデータを出してみるのがいいのではないでしょうか。
勝率だけでなく平均利益や平均損失を出すことによってどのようなトレードをしているのかがわかると思います。
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